ネットワークセキュリティシステムの特徴・料金比較
ネットワーク・Web対策システムは、外部からの不正アクセスやサイバー攻撃から自社のネットワークとWebサイトを守るためのセキュリティ対策です。
攻撃遮断や脆弱性診断などを通じて、情報漏えいやサービス停止といったリスクを低減し、安全なオンライン環境を維持できます。
《 OCN光「フレッツ」IPoE》のPOINT
- 法人向け専用設計で、詰まりが発生しにくい安定のインターネット環境
- レンタル端末を接続するだけで利用でき、面倒な設定は不要
- 10ギガ回線「フレッツ光クロス」を対応アクセス回線として選択可能
《 Mission Critical Mail Cloud》のPOINT
- BoxやSharePointと連携した脱PPAPを実現。Box連携では受信メールの脱PPAPも可能で安全な添付ファイルの送受信が可能
- メール無害化により未知のウイルスやマルウェアに対して安全にメールを受信可能
- Microsoft365の安全性・可用性の向上を実現する高い親和性(代替メール、EntraID連携など)
《 Proactive Defense Web アプリケーション脆弱性診断サービス》のPOINT
- 診断員による精度の高い「マニュアル診断」を実施
- 制作ベンダゆえの「ノウハウ」と「丁寧なレポート」
- わかりやすいレポート&アフターフォローも充実
《 Ray-SOCWAF》のPOINT
- AIエンジンにより、OWASP Top10をはじめとする最新の攻撃パターンを学習・検知・遮断します。
- Ray-SOCセンターが24時間365日監視を行い、危険を検知した場合は即時対応。月次レポートでは、攻撃傾向や遮断状況を視覚的に確認できます。
- 基本的にDNS設定変更のみで導入可能。トライアル期間中に課題や誤検知を調整し、システムを最適化できます。
《 MSSforImpervaIncapsula》のPOINT
- 24時間365日体制でセキュリティ専門アナリストが監視
- 誤検知の有無や危険度の判断、想定される被害や対策案なども通知
- セキュリティログ監視に加えて、WAF運用の最適化もサポート
《 CloudCoffer》のPOINT
- 世界中でのペネトレーションテスト、フォレンジック調査などから得られた知見をもつ レイ・イージスのホワイトハッカーが、継続して実際に悪用されている最新のマルウェア情報を 調査・収集することで高いマルウェア検出力を維持しています。
- 先進のAI技術を駆使した次世代のSandbox技術により、通常のアンチウィルス、 EDRなどの検知メカニズムをすり抜けてしまうようなマルウェアまで幅広く検知できます。
- スキャン対象のファイルを管理画⾯にドラッグ&ドロップする⽅法の他、APIやエージェントで複数のファイルを⼀括でスキャンすることも可能です。
《 SmartConnectNetwork&Security》のPOINT
- もしものトラブルや急な設定変更にも24時間365日体制で対応します。
- 日々増加し続ける脅威に対して継続的にセキュリティ対策を実施。セキュアな状態を保ちます。
- NTTグループの堅牢なデータセンター、高度な運用監視(MC-SOC)、高性能な基盤で安定した通信を確保します。
《 ImpervaWAF》のPOINT
- Imperva WAF は、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング (XSS)、不正侵入、DDoS攻撃など、さまざまなタイプのウェブ攻撃からアプリケーションを保護します。
- トラフィックをリアルタイムで監視し、異常な動作や潜在的な脅威を即座に検出します。
- カスタマイズ可能なルールセットに基づいて、特定の攻撃ベクトルを防御することができます。
《 AWSWAF》のPOINT
- カスタムルールを作成して、特定の攻撃パターンに基づいてアクセスの許可やブロックを行います。また、OWASPトップテンのような一般的な攻撃に対するプリセットルールも利用可能です。
- Webトラフィックをリアルタイムで監視し、ログを記録することで、不正アクセスを迅速に検出し、適切な対応が可能です。
- AWS Load BalancerやAmazon CloudFrontなどの他のAWSサービスとシームレスに統合されており、必要に応じて簡単にルールの追加や更新ができる柔軟性を持っています。
《 CloudbricWAF+》のPOINT
- CloudbricWAF+はAIと機械学習技術を活用して、未知の脅威を高精度で検出し、適応的に防御を強化します。
- 最新の脅威情報をもとに、リアルタイムで攻撃を分析し、防御策を講じます。
- 既存のインフラストラクチャに容易に統合できる設計となっており、専門知識がなくても導入できます。
《 BLUESphere》のPOINT
- Webサイトに必要な5つのセキュリティサービスが、全て基本料金のみでご利用可能
- 防御だけではなく、万が一に備えた「三井住友海上の企業向けサイバーセキュリティ保険」に無償で加入
- サポートも国内サポートセンターによる24時間/365日での対応を提供
《 デジサート》のPOINT
- 世界中の主要ブラウザから信頼されており、デジサートの証明書を利用することで、ユーザーに安心してウェブサイトを利用してもらうことができます
- 様々な種類のSSLサーバ証明書を提供しており、ウェブサイトの規模やセキュリティレベルに合わせて最適な証明書を選ぶことができます
- 日本語によるサポート体制が充実しており、証明書の申請からインストール、運用まで、安心して利用することができます
《 Cloudflareアプリケーションサービス》のPOINT
- DDoS攻撃に強いため、攻撃の量が増えても利用料金は増えない
- SSL化を手軽にできる
- SEO対策の一環としても導入の効果が見込める
《 攻撃遮断くん》のPOINT
- 不審なアクセスの制限、トラフィックの急上昇を監視し、DDoS攻撃などの過負荷を防ぐ
- アプリケーション制御要求、管理プロトコル、認証ポリシーなどのユーザー設定可能なルールを提供し、セキュリティを強化する
- 通信とシグ通信とシグネチャ(不正な通信や攻撃パターンの定義)のマッチングにより、通信内容の検査と解析を行うネチャ(不正な通信や攻撃パターンの定義)のマッチングにより、通信内容の検査と解析を行う
《 InterSafe GatewayConnection》のPOINT
- インターネットゲートウェイを安全に保護
- 不正アクセスやマルウェア感染を防止
- 詳細なレポート機能で運用を効率化
専門家が語るセキュリティシステムのメリット

酒井 智樹
情報処理安全確保支援士
株式会社WITHWITの代表取締役兼Microsoft 365 コンサルタント。
「魅力的な中小企業を増やしたい」という想いで、IT利活用とセキュリティ対策の支援を行う会社を経営。
通信会社でのインフラ営業を経て、Microsoftが提供するクラウドサービスエンジニアとしてのキャリアを築き、現在は中小企業に特化したIT支援を提供。
IT担当者が少ない企業でも安心してITを活用できる環境づくりに注力し、従業員が笑顔ではたらける職場を実現するためのサポートを行う。
日々進化するサイバー攻撃やクラウド利用の普及に伴う情報漏洩リスクの増加を踏まえると、セキュリティシステムの導入は企業経営において重要な投資といえます。これらの問題は、経済的損失や信用低下を招くだけでなく、事業継続に深刻な影響を及ぼす可能性があるでしょう。
セキュリティシステムは、これらの脅威を自動で検知・対応することで、従来IT担当者が手動で行っていた監視や対応作業の負担を大幅に軽減します。また、異常を即時に通知する仕組みにより、インシデント発生時の迅速な対応が可能となり、被害を最小限に抑えることができます。
セキュリティインシデントへの対応工数を削減し、従業員が本業に集中できる環境を整えるためにも、セキュリティシステムの導入をぜひご検討ください。
ネットワークセキュリティシステムとは? 法人向けの主な機能・比較ポイントや導入ステップを解説
「社内のサイバーセキュリティ対策が、万全か不安」「リモートワークが増えて、外部からの不正アクセスが怖い」「情報漏えい事故のリスクをなくしたい」――。
ランサムウェア(身代金を要求する悪質なウイルス)による被害や標的型攻撃など、巧妙化するサイバー攻撃が企業の存続を脅かすなか、セキュリティ対策の強化に頭を悩ませている経営層や情報システム部門の実務責任者は少なくありません。
こうした外部からの脅威を遮断し、社内外の通信経路を常時監視して情報漏えいリスクを極限まで低減する強力なDXインフラが「ネットワークセキュリティシステム」です。
本記事では、ネットワークセキュリティシステムの基本的な定義から、主な機能、3つの提供形態の違い、導入のメリットや注意点、自社に最適なシステムを選ぶための比較ポイントから具体的な導入ステップまでを分かりやすく解説します。
目次
ネットワークセキュリティシステムとは
ネットワークセキュリティシステムとは、企業の社内ネットワークとインターネットの境界線、あるいはクラウド環境との通信経路を常時監視し、不正なアクセスやウイルスの侵入、内部からの意図しない情報漏えいを未然に防ぐための一連の仕組みのことです。
従来の「社員が使用するパソコン1台ずつに、アンチウイルスソフトをインストールするだけ」の運用では、OSのアップデート漏れによる脆弱性(ぜいじゃくせい=安全上の欠陥)や、日々生まれる未知のウイルス、ルーターの隙を突いた高度なサイバー攻撃を防御しきれないという限界がありました。
また、パソコンごとの個別管理は属人化しやすく、誰の端末が危険な状態にあるかを会社全体でリアルタイムに把握しにくいという、経営上の大きなリスクを抱えていました。
現在、多くの企業でネットワークセキュリティシステムの導入が急激に進んでいる背景には、リモートワーク(在宅勤務)の定着や各種クラウドサービスの利用拡大があります。これにより、守るべき社内と社外の境界線が曖昧になったことが挙げられます。
万が一、悪質なサイバー攻撃によって情報漏えいやシステムの稼働停止(システムダウン)を起こした場合、多額の損害賠償や取引停止、社会的信用の失墜といった致命的な経営ダメージに直結します。
そのため、現在のビジネス環境において、ネットワークセキュリティシステムは企業の生死を分ける重要な防衛インフラとして位置付けられています。
ネットワークセキュリティシステムの主な機能
法人向けのネットワークセキュリティシステムには、目に見えないサイバー空間の脅威から自社の通信環境を守るための、高度で確実な機能が備わっています。
ここでは、特に代表的な3つの主要機能について解説します。
不正アクセスや不正な通信を遮断するファイアウォール・WAF機能
外部からの不正なデータ侵入を防ぐ「防火壁」の役割を果たす機能です。ファイアウォール機能により、あらかじめ設定したルールに基づいて許可された安全な通信だけを通過させ、不審なアクセスを自動的に遮断します。
さらに、一般的なファイアウォールでは防ぎきれない、Webサイトの問い合わせフォームやECサイトの決済画面などを標的にした攻撃を検知・防御する、WAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)も重要な役割を担います。
これらによって、自社の公開ホームページの改ざんや顧客データの窃取(ハッキング)といったリスクを根本から排除し、安全な運用を実現します。
複数の脅威を1つのシステムで網羅するUTM機能
ウイルス対策、不正侵入検知・防御(IDS/IPS)、有害なWebサイトへのアクセスを制限するURLフィルタリング、スパム(迷惑)メール対策など、これまでバラバラだった複数のセキュリティ対策を1つのパッケージに統合したUTM(統合脅威管理)機能です。
複数のセキュリティ製品を個別に購入・設定するコストと手間を劇的に削減し、ネットワークの入り口で一括してあらゆる脅威を検知・ブロックできます。
専任のIT担当者やセキュリティエンジニアが社内にいない中小企業であっても、網羅性の高い確実な防衛体制を最小限の運用負荷で実現できるため、非常に重宝されています。
外部からの安全な通信経路を確保するVPN・暗号化通信機能
在宅勤務先や出張先、外部のサテライトオフィスから、社内の機密データへ安全にアクセスするための機能です。インターネット上に自社専用の仮想的な暗号化回線を構築するVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)機能がベースとなります。
外出先の公衆Wi-Fiなど、セキュリティが脆弱な通信環境からアクセスした場合でも、通信内容自体が暗号化されているため、途中でデータを盗み見られる「盗聴(とうちょう)」や改ざんのリスクを防止できます。
自宅のPCやスマートフォンから、オフィスにいるのと全く同じセキュリティレベルを維持したまま、安全に社内の共有サーバーや業務システムへ接続できる柔軟性を備えています。
ネットワークセキュリティシステムの3つの提供形態
ネットワークセキュリティシステムは、インフラ環境の構築場所や運用の仕組みに応じて、主に3つのパッケージ形態(タイプ)に分類されます。それぞれの特性、コスト、管理体制の違いを理解することが、適切なツール選定の前提となります。
初期費用を抑えて拠点の増減にも柔軟に対応できる「クラウド型」
ベンダーがインターネット上に用意したクラウド型のセキュリティサーバーを経由して、すべての通信を行う形態です。
自社で高額な専用ハードウェアを購入・設置する必要がないため、初期費用を数万円程度に抑えながら短期間で導入できます。常に最新のウイルス定義ファイルや世界中で発生している新しい脅威への情報がベンダー側で自動アップデートされるため、自社で保守・運用の手間がかかりません。
クラウドサービスの利用が多い企業やリモートワーク中心の企業、中小企業に非常に適しています。
デメリットとしては、通信量やアカウント数に応じた月額利用料が継続して発生する点や、ベンダーのクラウドシステム自体に障害が発生した際に自社の通信速度や接続に影響が出るリスクが挙げられます。
自社内に専用機器を設置して強固な防壁を築く「アプライアンス型」
オフィスのネットワークの入り口(物理ルーターと社内LANの間など)に、セキュリティ機能に特化した専用の物理ハードウェア(アプライアンス機器)を直接設置・接続して運用する伝統的な形態です。
インターネットとの境界線ですべての通信を一括スキャンするため、社内LANに接続されたPCやサーバーだけでなく、プリンターやネットワーク対応のIoT機器までを漏れなく一括保護することが可能です。
物理的な拠点や工場を持つ、中堅・大企業に向いています。
デメリットとして、機器の購入や初期の設置工事に数十万円から数百万円規模の初期投資が必要な点や、数年ごとに機器の寿命に伴うリプレイス(買い替え)やハードウェアの保守費用が発生する点が挙げられます。
サーバーや仮想環境に直接導入してカスタマイズできる「ソフトウェア型」
自社で保有する汎用サーバー、またはクラウド上の仮想サーバー環境に、セキュリティプログラムを直接インストールして動作させる形態(仮想アプライアンス型)です。
既存の物理的なネットワーク構成を大きく変更することなく、特定のサーバーや特定の通信ラインだけをピンポイントで保護でき、自社のシステム構成に合わせた細かなチューニングや設定変更が可能です。
自社データセンターを保有する企業や、特定の仮想環境を保護したい企業に向いています。
デメリットとして、OSとの相性チェックやパッチ(修正プログラム)の適用作業、サーバー自体のスペック管理など、導入・維持のために自社のIT部門にある程度の高度な専門知識が求められる点が挙げられます。
【比較表】提供形態(タイプ)別の違い
| 比較項目 | クラウド型 | アプライアンス型 | ソフトウェア型 |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 低い(数万円〜) | 高い(数十万円〜) | 中程度 |
| 月額費用 | アカウント・通信量課金 | 低い(年間ライセンスなど) | ライセンス費用 |
| 導入スピード | 非常に早い(最短即日〜) | 機器設置工事が必要 | 自社サーバー構築期間 |
| 運用管理の主体 | ベンダー側(自動) | 自社または保守ベンダー | 自社のIT部門(システム担当) |
| おすすめの企業・特徴 | クラウド利用が多い企業、リモートワーク中心、中小企業 | オフィスや工場などの物理拠点がある企業、中堅・大企業 | 自社データセンター保有企業、特定の仮想環境を保護したい企業 |
ネットワークセキュリティシステム導入のメリット
手動の管理やパソコンごとの個別対策から、専用のネットワークセキュリティシステムへ移行することで、企業は重大なサイバーリスクの回避だけでなく、組織全体の運用コストや生産性に大きなプラス効果をもたらすことができます。
ここでは、3つの具体的なメリットを解説します。
最重要資産である機密情報や個人情報の漏えいリスク低減
外部からのハッキング行為をネットワークの境界線で遮断するだけでなく、万が一社内のパソコンがウイルスに感染した場合でも、外部の不正なサーバーへ機密データを送信しようとする挙動(不審なアウトバウンド通信)をシステムが自動検知してストップします。
これにより、企業の存続を揺るがす個人情報の漏えい事故や、ライバル企業への技術情報の流出を未然に防ぎ、企業の社会的信用とブランド価値を強固に守ることができます。
セキュリティ対策の一元化による情報システム部門の運用負荷軽減
ファイアウォール、ウイルス対策、Webフィルタリングなどのログや設定変更を、1つの統合管理画面から一元的に監視・操作できるようになります。
従業員一人ひとりのパソコンの対策状況を目視や手動で確認して回るような、アナログな管理が一切不要になります。
システムが脅威を自動検知してアラート(警告)を出すため、少人数の情報システム部や、担当者が不在に近い状態の「ひとり情シス」と呼ばれる組織であっても、確実で強固なセキュリティ運用体制を維持できるメリットがあります。
リモートワークや多拠点展開における安全なアクセス環境の構築
自宅や外出先、地方の支店からでも、本社またはクラウド上の社内データへ安全にアクセスできる暗号化経路が確保されるため、セキュリティの不安からリモートワークの導入を躊躇する必要がなくなります。
従業員は場所を問わずに安心して本来の業務を行える環境が整い、採用活動の広域化や柔軟なワークスタイルの実現など、企業の働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力にバックアップするメリットをもたらします。
ネットワークセキュリティシステム導入の注意点
多くのメリットがあるシステムですが、コスト構造の把握やポリシーの設定、サポート体制の確認を怠ると、日常の業務に支障が出たり運用の壁にぶつかったりするリスクがあります。
失敗を避けるために、以下の3つの注意点を確実に押さえておきましょう。
初期費用とライセンス更新費用を合わせた総コストの試算
導入時の製品購入費や初期設定費用だけでなく、最新のウイルスや脅威に対応するための「シグネチャ(ウイルス定義ファイル)の更新ライセンス費用」が、毎年あるいは数年ごとに発生するコスト構造を事前に把握しておく必要があります。
クラウド型であればユーザー数の増減に伴うランニングコスト、アプライアンス型であれば5年程度での機器寿命に伴うリプレイス費用までを、長期的な予算計画(TCO:総保有コスト)に組み込んでおくべきです。
セキュリティレベルの強化に伴う通信速度や業務利便性への影響
すべての通信を厳重にチェック・スキャンする仕様上、システムの処理能力(スループット性能=データの処理速度や実効容量のこと)を上回る通信が集中すると、インターネットの速度が低下したり、Web会議が途切れたりする不満が現場から出るリスクがあります。
また、セキュリティルール(URLフィルタリングなど)を厳しくしすぎると、実業務に必要な外部サイトへのアクセスまでブロックされてしまい、業務が停滞するため、自社の業務実態に合わせた適切な「ポリシー設定(除外ルールの策定)」を開通前に慎重に調整しておく必要があります。
障害発生時や接続エラー時のベンダー側のサポート体制の確認
ネットワークセキュリティシステムに万が一不具合や障害が発生すると、オフィス全体のインターネット接続が完全に遮断され、メールの送受信やクラウドサービスへのアクセスが一切できず、業務が完全停止するリスクを孕んでいます。
トラブルが起きた際、24時間365日の受付窓口があるか、代替機をすぐに手配してくれる「センドバック保守(故障機器を郵送し、先出しなどで代替機を受け取る体制)」のスピード感など、万が一の事態におけるベンダー側の復旧サポート体制を、契約前に厳しく確認しておくことが不可欠です。
ネットワークセキュリティシステムの比較ポイント
多数の候補製品の資料を集めて比較する際、自社に最適なシステムを迷わずに選別するための評価基準が必要です。
本社ビルに数百人の社員が集まって大容量の通信を行う組織と、全国に分散したリモートワーカーが中心の組織とでは、最適な提供形態や必要な処理スペックが全く異なります。
比較時に着目すべき重要項目を、以下のチェックリスト形式でご紹介します。
- 自社の現在の契約回線の帯域幅や、同時接続する端末数(PC、スマホ、サーバーなど)を網羅できる処理能力(スループット性能)を備えているか
- 既存のルーター、スイッチ、社内で利用しているクラウドサービス(Google WorkspaceやMicrosoft 365など)と不具合を起こさず連携できるか
- 管理画面の操作が日本語に対応しており、専門のIT資格がなくても直感的に脅威の発生状況やアクセスログを把握できる親切な設計か
- 自社が守るべき対象(Webサイトそのものか、オフィス内のLAN環境か、外出先からの通信か)に合致したセキュリティ機能(WAF、UTM、VPNなど)が過不足なく搭載されているか
- 初期設定の代行や設置作業の立ち会い、ネットワークに障害が起きた際の緊急駆けつけ対応など、ベンダー側の伴走支援の範囲はどこまでか
【比較時に着目すべき項目】
ネットワークセキュリティシステムの導入ステップ
ネットワークセキュリティシステムの導入プロジェクトを滞りなく進め、確実な本番稼働と現場への定着化に導くための3つのステップです。段階を追って丁寧に進めることが、無駄な投資を防ぐ確実な道筋となります。
ステップ1:現在のネットワーク構成の棚卸しとセキュリティ要件の明確化(導入前準備)
社内のネットワーク構成図を用意し、接続されている機器の台数、利用しているプロバイダ、守るべき機密データの格納場所(オンプレミスかクラウドか)を正確に把握するステップです。
同時に、自社において「どのレベルの攻撃まで防ぎたいか」「どのような業務通信を許可するか」の社内セキュリティポリシーのベースを整理し、導入によって達成したい具体的な要件を明確にします(期間目安:約2週間〜1ヶ月)。
ステップ2:製品の比較選定とテスト環境での機器設置・初期設定(選定・環境構築)
bizoceanDX比較などの一括資料請求を活用して、複数製品を横並びで比較し、実際の管理画面や仕様を基に、自社の要件に適合する製品を契約するステップです。
契約完了または機器の納品後、既存のネットワークにシステムを接続し、管理者のアカウント作成、アクセス制限のルール(フィルタリング条件やVPN接続アカウントなど)の初期設定とポリシーの構築を進めます(期間目安:約3週間〜1ヶ月)。
ステップ3:一部の通信経路での検証運用と安全な全社展開(社内への定着化)
いきなり全社の本番通信を一斉に切り替えるのではなく、まずは「特定の開発環境だけ」あるいは「情報システム部の数端末だけ」をシステム経由で接続し、2週間程度のテスト運用を実施するステップです。
この小さな規模での試行(スモールスタート)を通じて、日常業務で使用する特定の外部システムとの接続エラー(誤検知による遮断)が起きていないか、通信速度に問題がないかを検証・微調整したうえで、本番として全拠点の通信へ段階的に拡大し、確実な定着化を図ります(期間目安:テスト開始から全社展開完了まで1ヶ月〜2ヶ月以上)。
自社に最適なネットワークセキュリティシステムを導入して、業務を効率化しよう
ネットワークセキュリティシステムは、巧妙化するサイバー攻撃から企業の最重要資産と社会的信用を守り、安全なリモートワーク環境や業務効率化を底上げする、現代の経営になくてはならない強力なDXインフラです。
提供形態(クラウド型・アプライアンス型・ソフトウェア型)や、備えている機能パッケージ、トラブル時のサポート体制は製品ごとに異なるため、知名度や価格だけで安易に選ばず、複数の製品資料を集めてじっくりと比較検討することが、導入成功への確実な道筋となります。
bizoceanDX比較では、高い防御性能を誇り、法人への導入実績が豊富なネットワークセキュリティシステムの詳細資料を一括で、無料でダウンロードできます。
まずは、気になるツールの資料をダウンロードすることからスタートし、自社の安全な通信環境の構築とインフラ強化に向けた第一歩を踏み出してみませんか。
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